健康と環境>省エネにはエアコン暖房の温度を下げる？

　最近は地球環境保護に関する意識が以前に比べて大分定着してきて、
省エネやＣＯ２削減などの取り組みが盛んに行われるようになりましたが、
私たちの身近な生活の中で一番消費の多いエネルギー源は何かご存知ですか？

何とそれは電気なのです。
家庭で使うエネルギー源というと、電気・ガス・灯油などですが、
電気が約５０％を占めているのです。
それでは、家庭でその電気を使用するもの（冷蔵庫・エアコン・照明器具
テレビなど）の中で最も電力を多く消費しているものは何でしょう？
それは意外にもエアコンなのです。
エアコンの消費電力は家庭の消費電力全体の約２５％を占めているのです。
ですから、省エネ・ＣＯ２削減を身近なところから実践するには、
このエアコンの消費電力を削減するところから始めるのが効果的と言えます。

では、具体的にはどうすればいいのでしょうか？
夏は冷房の温度設定を少し高めにする。
冬は暖房の温度設定を少し低めにする。
当たり前の事なのですが、これが基本です。
では、冷房の温度を上げるのと、暖房の温度を下げるのとでは
どちらが効果的なのかご存知でしょうか？
結論から言うと、暖房の温度を下げる方が効果が高いのです。
それは、日本では年間での暖房日数の方が冷房日数よりも多く、
冬の方が外と室内の温度差が大きい事に由来しています。
是非この事を参考に身近な省エネ実践をしてみて下さい。