健康と環境>日本の食事が戦後と同じメニューになる

　今はどこでも好きな時に好きなものを好きなだけ食べる事ができます。
これが当たり前の状態で、これからもずっと続くと考えていませんか？

日本の食料自給率について考えてみた事がありますか？
食料自給率とは、その国で必要な食料を自国で作っている割合です。
農業の衰退によって、日本の食料自給率は４０年前の６０％から
４０％に下がってしまいました。
経済成長とともに農村の若い人たちが都会に出て働くようになり、
それにつれて食文化も欧米風に変化し、輸入食料に頼るようになりました。
輸入食料が増える事で国内の農産物がますます消費されなくなり、
農業が衰退していくという悪循環を生んでいます。
農水省が試算したデータによると、不測の事態で食料が輸入されなくなり、
４０％の自給率だけで日本人が生活して行かざるを得なくなった場合、
そのメニューの内容は第二次大戦終了後のものとほぼ同じになるそうです。

それがどんな内容かというと、肉は９日に一度、卵は１週間に１個、
味噌汁は２日に１杯といった感じで、主食はごはんが１日２杯で
３食食べられるのは芋だけといった内容です。
農水省も施策を打っているようですが、地産地消など我々にできる
事から実行していく事によって農業を活性化し、
少しでも食料自給率を押し上げて行きたいものです。