健康と環境>オゾンのベールは作れない

　地球にとってとても大切なオゾン層。
オゾン層が有害な紫外線から私たちの健康を守ってくれています。
ご存知の通り、オゾン層が破壊される事によって直接紫外線を
あびてしまうと、皮膚がん・白内障・失明・免疫低下など
様々な病気を招きます。

厚さにしてわずか３mmほどのオゾン層ですが、人類が生きていくには
なくてはならないバリアなのです。
しかし、私たちは文明を優先するあまり、このオゾン層を破壊してきました。
自動車のエアコンや冷蔵庫など、冷却のために使うフロンガスを
大量に放出し続けてきたのです。
その結果、皮膚がんなどの病気が昔に比べて何倍にも増えています。
このまま放っておけば間違いなく人類は破滅します。
その事に気付いたのはつい最近のことで、ようやくフロンガスの
生産が中止されたのが１９９５年の事なのです。
代わりに代替フロンが使用されていますが、これも完全ではないので
根本的な対策にはなっていません。

現在の技術ではオゾン層を人間の手で作り出すことができません。
ですから、オゾン層を破壊する物質をできるだけ放出しないように
個人個人が行動するしかないのです。
自動車やエアコンは不法投棄するのではなく、法律に基づいて
正しく処分しましょう。